紫陽花を撮るために、海へ行きました

多分、今まで海しか見ていなかったのだろう。正確には「橋」と言うか。この地域に、こんなにも多く花が咲いているなんてつい最近まで私は知らなかった。遠目に見えるのは高層ビル、そして観光地よろしくショッピングモールの建物とホテル。一番目立つくすんだシルバーの建物の最上部に輝く球体。そう、今居るのは相も変わらずお台場の地である。意外とオフィスビルも多いので、既にクールビズなのかワイシャツにネクタイだけのラフなサラリーマンが昼時のショッピングモールを歩いていく。外は夏と梅雨の境目の様な湿気を含んだ空気が漂っていた。時折吹く風は少し冷たいのは、海風なのか、雨雲の予感か。ずっと薄曇りな所為でよくわからんな、と思いながら街を進めば、所々に「こんな場所あったのか」と言いたくなる様な紫陽花畑が現れる。
 

 

フォトロケ地としては結構人気があるらしく、カメラマンを従えた人が紫陽花と写真を撮っているのを何度か見かけた。月曜の午前中だと言うのに、想像よりも人が多かったことに少し驚きつつも、右に倣え…ではないが、カメラを構える。
 

 

薄曇りの天気と言うのはどうにもコントロールが難しい。私の古きミラーレス一眼は何故か明るい場所で露光をマックスにすると言う妙な挙動を見せた。なんか変なところ塞いでたのかな、と今更ながら思う。
 

 
お台場の地は歩いてみるとそんなに広くはないことがわかる。現にゆりかもめお台場海浜公園駅青海駅はテレポートブリッジを介して繋がっており、そこを歩いてみると10分もあれば辿り着ける距離なのだ。日常生活で10分歩くとかよくあるでしょう。それに、実はディズニーランドの方が広かったりするもんだ。え?ディズニーランド行った事無い?あー、気が向いたら行ってみて。
 
ヴィーナスフォート大江戸温泉物語が閉館してしまったことで、実質観光地のエリアとしての行動範囲は半分程度まで狭まったとも言える。細かく言えばもう少し色々見所はあるのだが、今までヴィーナスフォートにすら行ったことが無かった、と言う人が閉館日に押しかけたくらいだ。お台場に何があるのか知ってる人は案外少ないのかもしれない。ガンダムくらいじゃない?みんな知ってるの。
 
ヴィーナスフォートの近くを歩いていたら、耳慣れぬ音がした。ガガガ…と低い機械音。ふと見上げると、その建物の壁は随分と“剥がされた”様な跡が目立っていた。君が居なくなるのも、時間の問題なんだね。遠くでまだ動く観覧車を振り返り、この光景が見られるのもあと何回だろう、なんて物思いに耽る。乗ったことはないけど、有るのが当たり前になってしまったものが無くなるのは少々寂しい。
 
私のGoogleマップには今も、思い出の場所の名が記されたままだ。多分、この建物がなくなっても、消えないのだろう。
 
ーーーーー
オマケ。
撮った写真はこっちにまとめて上げているので、良かったら見てってくださいな。
更新頻度はそんなに高くないけど、楽しんで撮ってますんで。
 
 
 
 
 
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