9割の普通の毎日の合間に0.7割の不幸と0.3割の幸福があったりする

人生はそう簡単にドラマティックな展開になんてなったりはしない。大体の人の人生は平々凡々だし、これと言った刺激なんかないし、同じことを繰り返すばかりだ。嫌なハプニングなら日常茶飯事かもしれない。子供が突然明日遠足だとか言い出したとか、明日から出張に同行してくれだとか、トイレットペーパーのストックが無くなったとか。逆に、旦那さんが何もないのに花束を買ってきてくれただとか、普段から積み重ねてきたことが突然偉い人の目に留まって要職に大抜擢されるとか、街中で偶然目があったイケメンと恋に落ちたりとか、そう言う面白い刺激はドラマの中だけだと思う。選ばれた人間だけが演じられる世界にしか存在しないのだ。淡白な言い方をすれば、「そんなことは現実に起こりうる可能性なんてほぼ0だ」と言うことである。
 
面白くなき世を面白く、とは誰の台詞だったろうか。結局それでも面白いのってその人を中心とした『界隈』だけの話であって、余波がこちらへ届くことはそうそう無い。だから自分から面白いことに飛び込んでいかない限りは、簡単にドラマティックな世界に足を踏み入れることは叶わない。とは言え、それも大概作り物の世界なので、現実味なんか1ミリとてないのだけど。だって、仮にこの台詞がお笑い芸人の言葉だったとしても、お笑いを見なかったら関係ないじゃん?そう言うことよ。

 

じっと待っていて運ばれてくるのはコース料理だけだ。残念ながら、待っていてもドラマティックなハプニングは起こらない。人生って、案外残念に出来ている。いや、このくらい刺激が『無い』人生でないと、生きるのしんどくなりそうよね。ハプニングだらけの人生なんて、死んでもお断り。
 
前書き終わり。
 
…なんてことを考えているのは汐留某所のスタバの中。三ヶ日も最終日の今日、いかがお過ごしですか。私はいつも行っている初詣のお宮を後にしたところです。危うく箱根駅伝の群衆に巻き込まれるところでした。こんなご時世でも平気で集まるんだなぁ。これであの中からクラスタ出たら笑い事よね。笑うところじゃないけど。
 
人生の面白いハプニングって本当、普通に生活している限りは起こり得ないことだと思っています。精々あっても貰ったラテの蓋を開けたらハートのラテアートが描いてあったとかそう言うささやかなものに限るんじゃないかな、と。まぁそれでも嬉しいので個人的にはOKです。
 
今年のおみくじは意外と運が良くなく。でもこれから始めようかと迷っていたことに対しては大変前向きな結果を貰いました。仕方ねぇ、やるか。と言うわけでこの後は本屋に行きます。さて、欲しいものはゲットできるのか。これも運のひとつですね。たまには上手くいけ、私の人生。